征服したる!

せいふく【征服】
(1) 征伐して屈服させること。
(2) 難事に打ち勝ち,目的を達成すること。「マナスルを―する」     新辞林より

 人間ならば、いや動物ならばどこかにこの意識は眠ってるだろう。
「征服してぇ………」
何かの胸ぐらをとっ捕まえ、こっぴどく打ち据えて、はっ倒し、馬乗りになってまたぶっ飛ばし、
「もう勘弁してくれ」その一言を聞くまで闘いを止めない。
「何故戦う?」と聞くならば、獣の心はこう答えるだろう。
「『もう勘弁してくれ』その言葉を聞くために」、と。

 何も相手は人間や動物って訳じゃない。
もの書きなら相手の心をぶっ飛ばしてゆさぶり、「もう勘弁」と言わせてやれ。
登山家なら山を登りながらぶちのめし、山の神にでも言わせてやる。
海峡を泳いでやるというのなら海の幸共にでも言わせてやる。
もちろん戦うのなら、相手を打ち負かせて言わせてやる。
そして今より弱かった自分をめった打ちにぶっ飛ばし、再起不能にしてやるんじゃ!

 小さくまとまって満足するな。
相手に、周りに、世界に、地球に一発ぶち込んでやれ。
そして昨日の自分の偉そうなツラをその都度その都度地面に叩きつけてやれ!!

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