「頑張れ」の力

 「頑張る」って言葉がある。

1)あることをなしとげようと、困難に耐えて努力する。
「―・って店を持とう」「負けるな、―・れ」
(2)自分の意見を強く押し通す。我を張る。
「ただ一人反対意見を述べて―・る」
(3)ある場所を占めて、動こうとしない。
「入口には守衛が―・っている」

毎度おなじみの辞書参照であるが、そう言う意味である。

 応援なんかの時に、「頑張れ」って言葉を使う。
それはつまり、「頑張る」事を願ってもらっているのである。
最近「気安く頑張れって言うな」と言う話を時々聞くのだが、俺はどーだろう、と思う。
少なくとも自分が望んでやっていること。
それを自分自身で頑張らない事なんてあり得ない、と思う。
自分自身が目指す物を手に入れるために、頑張る。
そして、それを後ろから時に厳しく、そして優しく押してくれる言葉。
それが「頑張れ」なんだと俺は考える。

 そしてもう一つ。
「頑張れ」と言う言葉は交換されあって意味を成す、と思う。
人を応援し、そしてそれを見て自分自身も「頑張ろう」と高みを望む。
それこそが「頑張れ」の力「頑張れ」の本質であろう。

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